見た目もかわいいグラニースクエアの長編みつなぎ方

ハンドメイド

かぎ針編み初心者にも人気の「グラニースクエア」。 カラフルな色使いと、組み合わせ次第で広がる無限のデザインが魅力のモチーフです。

この記事では、グラニースクエアの基本知識から、長編みで目立たずきれいにつなぐテクニックまで詳しくご紹介します。 かわいいブランケットや小物作りに挑戦したい方はもちろん、インテリア作品に応用したい方にも役立つ内容です。

手作りならではの温かみを楽しみながら、自分だけのオリジナル作品を完成させましょう!

グラニースクエアの魅力

グラニースクエアとは?

グラニースクエアとは、かぎ針編みで作る四角いモチーフのことを指し、手軽に始められることから初心者にも非常に人気があります。

シンプルな編み方ながらも、色使いや模様の工夫によって無限のバリエーションが生まれるのが最大の魅力です。小さなモチーフをいくつも編んで組み合わせることで、大きな作品へと展開できるため、編み物の練習にも最適です。

さらに、編み進めるごとに完成に近づく達成感を味わえる点も、多くの編み物ファンに愛される理由のひとつです。

グラニースクエアの種類

グラニースクエアには、伝統的なベーシックスタイルのほか、花柄、幾何学模様、星形モチーフを取り入れたものなど、さまざまな種類があります。また、糸の太さや素材を変えることで、同じ編み図でもまったく異なる表情を演出することができます。

例えば、ウール糸を使えばふんわり暖かな印象に、コットン糸を使えばシャープで涼しげな仕上がりになります。配色の工夫や中心モチーフのデザイン変更によって、自分だけのオリジナル作品を作り出すことも可能です。

モチーフつなぎ方の基本

モチーフを美しくつなぐためには、ただ編み終わったモチーフ同士を並べるだけではなく、きれいに自然につながる工夫が求められます。

代表的なつなぎ方には、モチーフの縁を引き抜き編みで合わせる方法、最後の段を編みながら隣のモチーフに接続する方法、そしてとじ針を使って目立たないように糸で縫い合わせる方法などがあります。それぞれの方法にはメリットがあり、作品の仕上がりや作業効率に応じて選ぶことが重要です。

自分に合った方法を見つけることで、より完成度の高い作品作りができるようになります。

モチーフの準備と編み方

グラニースクエアの作り方

グラニースクエアは、中心から外側に向かって輪を広げるように編み進めていきます。

まず、鎖編みで小さなリングを作り、そこから長編みを放射状に編み出して四角形を形成します。各段ごとに角を増やしながら編み進め、段を重ねるごとに徐々に大きな四角形へと成長させていきます。

この過程で、鎖編みと長編みをバランスよく組み合わせることが、美しく整った形を作るポイントです。グラニースクエアは一段ずつ形が見えてくるため、達成感を味わいながら編み進めることができます。

長編みの基本技法

長編みは、グラニースクエアの中心的な技法であり、美しい編み目を作るために欠かせません。

糸を針に一度かけてから針を目に通し、再び糸を引き出して3本のループを作ります。その後、最初の2本を引き抜き、次に残りの2本を引き抜くという二段階の動作で完成します。

編むときには、針にかかる糸の張り具合を一定に保つことで、編み目の高さが均一になり、作品全体が整った印象になります。基本をしっかり押さえることで、後の応用にもスムーズに対応できるようになります。

鎖編みと細編みの使い方

鎖編みは、段の立ち上がりを作るために必要不可欠な技法です。

段の最初に鎖編みを数目編むことで高さを出し、その後に長編みへとスムーズに移行します。また、角を作る際にも鎖編みを使用してスペースを確保します。

一方、細編みはモチーフの縁を整えたり、モチーフ同士を目立たないようにつなぐために活躍します。特に、作品の端を美しく仕上げるためには細編みが効果的です。

これらの基本技法を使い分けることで、より完成度の高い、バランスの良いグラニースクエア作品に仕上げることができます。

目立たないモチーフのつなぎ方

引き抜き編みのテクニック

引き抜き編みを使うと、段差が目立たず自然にモチーフをつなぐことができます。

モチーフの角同士をぴったりと合わせ、対応する目同士を拾いながら、一目ずつ丁寧に引き抜いていくことが成功のコツです。糸を強く引きすぎず、適度な緩みを保ちながら編むことで、つなぎ目が自然に馴染み、ふんわりとした仕上がりになります。

特に色違いのモチーフ同士をつなぐ際には、糸の色選びにも注意し、なるべく目立たない色を選ぶとより美しい仕上がりになります。

引き抜き編みは簡単に見えて、慣れるまではバランスに気をつける必要があるので、何枚か練習して感覚をつかみましょう。

編みながらつなぐ方法

モチーフを完成させてからではなく、最後の段で隣のモチーフと編みながらつなぐ方法もあります。

この方法では、モチーフの端を編んでいる最中に、既存のモチーフの対応する部分に引き抜き編みを施しながら同時につなげていきます。作業効率が飛躍的に上がり、つなぎ目が一体化して非常にきれいな仕上がりになります。

モチーフの配置を事前にしっかり確認しながら進めるのが、編みながらつなぐときの最大のポイントです。順番を間違えないように、並べる順序や色の組み合わせも事前にチェックしておきましょう。

とじ針の使い方

とじ針を使う場合は、モチーフの裏側からすくうようにして目立たないように糸を通していきます。

編み目を拾う位置に注意し、できるだけ同じラインに沿ってすくいながら縫い進めることで、表面に響かず自然な仕上がりが得られます。糸を引き締めすぎるとモチーフが歪んでしまうため、ほどよい緩みを持たせつつ均一な力加減で縫うことが重要です。

また、最後に糸端をしっかり隠す処理をしておくと、長く使ってもほどけにくく、きれいな仕上がりをキープできます。慣れてきたら、縫い目の流れに合わせたきれいなラインを意識することで、さらに美しい作品に仕上がります。

かわいいデザインの工夫

色の選び方と組み合わせ

グラニースクエアは色使いが命といわれるほど、配色によって作品全体の印象が大きく変わります。

メインカラーにアクセントカラーを加えることで、シンプルなデザインでもぐっと華やかに仕上がります。また、グラデーションを意識した配色を取り入れると、自然な色の流れが生まれ、作品に奥行きとまとまりが出ます。

例えば、濃い色から淡い色へと徐々に変化させることで、落ち着いた印象に仕上げることができます。色選びに迷ったときは、同系色でまとめたり、季節感を意識した色合いを取り入れるのもおすすめです。

春はパステルカラー、秋冬はこっくりとした深い色合いを選ぶと、季節に合った雰囲気が楽しめます。

四角モチーフのアレンジ

四角い基本形にひと工夫加えるだけで、グラニースクエアはさらに表情豊かになります。

例えば、モチーフの中心部分だけ違う色を使ったり、外枠を太くして存在感を出すアレンジが人気です。また、角に花びらのような装飾を加えれば、星形や花形のモチーフにも応用可能です。

さらに、異なるサイズのモチーフを組み合わせることで、リズム感のあるデザインを作ることもできます。自由な発想でアレンジすることで、世界にひとつだけのオリジナル作品が完成します。

ブランケットのスタイル提案

グラニースクエアを使ったブランケットは、カラフルで存在感があり、インテリアのアクセントにも最適です。

全体を同系色でまとめると落ち着いたシックな印象に仕上がり、インテリアとの調和もとりやすくなります。

一方で、ビビッドなカラーや多色使いで仕上げると、ポップで楽しい雰囲気を演出できます。さらに、縁編みにレース風の仕上げを施したり、モチーフの配置にグラデーションを取り入れることで、さらに洗練された印象に仕上げることができます。

用途や好みに合わせて、さまざまなスタイルのブランケット作りを楽しんでみましょう。

大きな作品への応用

グラニースクエアのブランケット

たくさんのグラニースクエアを組み合わせて作るブランケットは、見た目も華やかで暖かみたっぷりです。

カラフルな色合いでポップなデザインに仕上げたり、落ち着いたトーンでシックなインテリアにマッチさせたりと、配色次第で雰囲気ががらりと変わります。

モチーフのサイズを統一すればきれいに整った印象に、あえて大きさを変えると動きのあるデザインに仕上がります。季節ごとの色合わせを楽しみながら、毛糸選びにもこだわると、春夏用・秋冬用といった季節感あふれる作品が作れます。

完成したブランケットはソファやベッドに掛けるだけでなく、ピクニックやアウトドアにもぴったり。ぜひ大作に挑戦して、達成感を味わってみましょう。

バッグや小物への活用

グラニースクエアは、トートバッグやポーチ、小物入れにも応用できます。シンプルな四角形をつなぎ合わせるだけでも、使いやすくかわいいアイテムに仕上がります。

バッグにする場合は、裏地を付けると耐久性がぐっとアップし、型崩れも防げます。小さなポーチは、お財布やコスメポーチ、ギフト用のラッピングバッグとしても活躍。

さらに、スマホケースやイヤホンケースなど、日常使いの小物もグラニースクエアで手作りすると、愛着の湧く一品に仕上がります。アイデア次第で活用の幅がどんどん広がります。

インテリアとしての利用法

グラニースクエアは、クッションカバーやテーブルランナー、壁掛けタペストリーといったインテリアアイテムにもぴったりです。

モチーフを組み合わせるだけで、お部屋に手作りの温もりを添えることができます。カラフルなモチーフを組み合わせたクッションは、リビングや子ども部屋のアクセントに最適です。

ナチュラルなカラーでまとめたテーブルランナーは、ダイニングテーブルを華やかに演出してくれます。また、壁に飾るタペストリーとして使えば、シンプルなお部屋も一気におしゃれな雰囲気に。手作りならではの優しい風合いが、暮らしに豊かさと心地よさをプラスしてくれます。

実践!長編みつなぎ方

手順を追った具体的な方法

  1. モチーフの角同士をぴったりと合わせる
  2. 対応する目同士を拾いながら、引き抜き編みまたは細編みでつなぐ
  3. 糸の引き加減に細心の注意を払いながら、目立たないように丁寧に処理する
  4. 途中でねじれや歪みがないか確認しながら進める
  5. 最後に全体を軽く広げて仕上がりをチェックし、必要に応じて調整する

この基本手順を覚えておけば、小物から大作までさまざまなグラニースクエア作品に応用できます。最初はゆっくりと丁寧に作業し、慣れてきたらスピードを上げると、より効率よく作ることができるでしょう。

初心者向けのポイント

初めてモチーフをつなぐ場合は、同じ大きさのモチーフを用意し、無理に引っ張らず自然な力加減で編み進めることが大切です。

サイズや編み目のばらつきが気になる場合は、軽くスチームを当てて形を整えると良いでしょう。失敗しても何度でもやり直しができるのが手作りの魅力。焦らず、リラックスして一目一目を大切に作業を進めてください。

作品作りを楽しむ気持ちを忘れずに取り組みましょう。

布地選びのヒント

モチーフを美しく仕上げるためには、柔らかく、かつ伸びにくい糸を選ぶことがポイントです。

コットン糸やアクリル糸は扱いやすく、初心者にも安心しておすすめできます。特にコットン糸は糸割れしにくく、均一な編み目が作りやすいので、完成作品もきれいに仕上がります。

色選びに悩んだときは、同系色でまとめると失敗が少なく、統一感のある作品に仕上がります。

また、使用する糸の太さをそろえることで、モチーフ同士が自然につながり、より完成度の高い作品が作れるでしょう。


グラニースクエアは、シンプルな技法ながら無限にアレンジできる魅力的なモチーフです。四角い形をベースに、色や模様を変えることで個性豊かなデザインが生まれます。 基本の長編みをマスターすれば、目立たない自然なつなぎ方や、色の組み合わせを工夫して、自分だけのオリジナル作品を自在に作ることができます。

小さなモチーフをつないでいく過程は、まるでパズルのピースを組み合わせるような楽しさがあります。さらに、モチーフを組み合わせる順番や色の配置を考えることで、よりデザイン性の高い作品に仕上げることができるのも大きな魅力です。 ブランケットやバッグ、インテリア小物まで、使い道も多彩で、手作りならではの温かみを日常に取り入れることができます。

今回ご紹介したグラニースクエアのつなぎ方を参考に、ぜひ自分だけのかわいい作品づくりに挑戦してみてくださいね!

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