「傘のマジックテープが取れた…」
「ベルトが弱くなって、すぐ開いてしまう…」
そんなとき、傘を丸ごと買い替えていませんか?
実は、傘のベルト(マジックテープ部分)は100均の材料で簡単に直せます。
やり方さえ押さえれば、DIYが初めての方でもきれいに仕上げることができます。
この記事では、
- 100均でそろう材料
- 失敗しない手順
- 縫わずに直す方法
- 長持ちさせるコツ
を解説します。
結論
まず結論からお伝えします。
- 100均の面ファスナーで十分直せます
- 接着だけより「補強あり」の方が長持ちします
- お気に入りの傘ほど修理する価値があります
特におすすめなのは、
「強力両面テープ+軽く縫う」方法。
これなら雨の日でも安心して使えます。
必要な材料と道具(全部100均で揃う)

必須アイテム
- 面ファスナー(マジックテープ)
- 強力両面テープ(布対応タイプ)
- はさみ
これだけでも補修は可能ですが、選び方や使い方によって仕上がりのきれいさや耐久性が変わります。面ファスナーは、できるだけ元のベルトと同じ幅・厚みに近いものを選ぶと違和感なく仕上がります。両面テープは「布対応」や「強力タイプ」と書かれているものを選ぶと安心です。はさみは先が細めのものだと細かいカットがしやすくなります。
あると便利な道具
- 裁縫セット(針・糸)
- 布用ボンド
- 防水スプレー(仕上げ用)
縫える環境があるなら、強度はかなり上がります。特に毎日の通勤・通学で使う傘の場合は、縫い補強をしておくと安心です。布用ボンドは、縫う前の仮固定や端のほつれ止めに役立ちます。防水スプレーは必須ではありませんが、仕上げに軽く使うことで雨の日の剥がれ防止につながります。
100均で失敗しない選び方
- 幅は元のベルトと同じか少し広め
- 「強力」「布用」と書いてあるものを選ぶ
- 粘着タイプでも、防水対応かチェック
屋外で使うものなので、耐水性があるものを選ぶと安心です。また、粘着面が弱すぎるとすぐに剥がれてしまうことがあります。パッケージに「屋外用」「強粘着」といった表示があるかを確認しましょう。迷った場合は、少し幅広タイプを選び、必要に応じてカットする方が失敗しにくいです。
事前チェック:作業前に必ず確認すること
傘のタイプ別チェック
- 折りたたみ傘 → 生地が薄いことが多い
- 長傘 → 比較的しっかりしている
折りたたみ傘は軽量化のために薄い生地が使われていることが多く、強く引っ張ったり、針を深く刺しすぎたりすると穴が広がる可能性があります。一方、長傘は比較的しっかりした生地が使われていることが多いため、多少の補強にも耐えやすい傾向があります。
薄い生地は、縫うときに力を入れすぎないよう注意します。針を通す位置は端に寄せすぎず、できるだけ元の縫い跡に近い場所を選ぶと、生地への負担を減らすことができます。また、何度も同じ場所に針を通さないようにすることも大切です。
固定方法の見分け方
- 糸が見える → 縫い付けタイプ
- 接着跡のみ → 接着タイプ
まずは現在の固定方法をよく観察しましょう。縫い付けタイプの場合は、糸の色や縫い方も参考になります。もともとしっかり縫われている傘は、同じように縫い直すことで自然な仕上がりになります。
接着タイプの場合は、布に接着剤の跡が残っていることがあります。そのまま上から貼るのではなく、できるだけ古い接着剤を取り除いてから作業すると、より強く固定できます。元の取り付け方法に近い形で直すと、見た目も使い心地も違和感なく仕上がります。
作業スペースと準備
- 平らなテーブルで作業
- 傘はしっかり乾かす
- 針を使う場合はケガに注意
作業はできるだけ明るい場所で行いましょう。暗い場所だと位置がずれやすく、仕上がりに差が出てしまいます。テーブルの上には余計なものを置かず、材料と道具だけを準備しておくとスムーズに進められます。
傘は必ず完全に乾かしてから作業してください。湿ったままだと接着力が弱くなり、あとから剥がれやすくなります。特に梅雨時期や雨の翌日は、十分に乾燥時間をとることが大切です。
また、針やはさみを使う場合は、無理な力をかけず、安定した場所で作業してください。
実践手順① 古いマジックテープを外す

まずは古くなったマジックテープを丁寧に取り外します。この工程を雑にしてしまうと、生地を傷めたり、新しいテープがうまく貼れなかったりする原因になります。
接着タイプの剥がし方
接着タイプの場合は、端からゆっくりとめくっていきます。無理に一気に引っ張ると、生地が伸びたり繊維が毛羽立ったりすることがあります。
指で生地を押さえながら、少しずつ角度を変えて剥がしていくのがコツです。もし接着剤が残っている場合は、やわらかい布で軽くこすって取り除きましょう。完全にきれいにしようと強くこすると、生地自体を傷めてしまうことがありますので注意してください。
縫い付けタイプの外し方
縫い付けタイプの場合は、糸だけをはさみで切ります。できれば先の細いはさみを使い、糸の下に刃先を差し込むようにすると安全です。
一度にまとめて切ろうとせず、数本ずつ糸を切っていきましょう。切れた糸を軽く引き抜きながら進めると、生地を傷つけにくくなります。
縫い跡が残る場合は、できるだけ同じ位置に新しいテープを取り付けることで目立ちにくくなります。
生地を傷めないためのポイント
- 強く引っ張らない
- 作業中は生地を押さえる
- 明るい場所で作業する
- 刃物は生地に対して平行に動かす
小さな工程ですが、このひと手間で仕上がりが大きく変わります。
実践手順② 新しいマジックテープを取り付ける
古いテープを外したら、いよいよ新しいマジックテープを取り付けます。ここが一番の仕上がりポイントです。
長さの測り方とカットのコツ
取り外した古いテープがあれば、それを目安に長さを測ります。ない場合は、傘を閉じた状態でベルトを巻きつけ、必要な長さを確認します。
少し長めにカットし、あとから微調整するほうが失敗しにくいです。角は丸くカットすると、剥がれにくく見た目もきれいに仕上がります。
貼るだけで直す方法(縫わない補修)
- 両面テープをベルト部分に貼る
- 面ファスナーを位置を合わせて貼る
- 指でしっかり圧着する
- 半日〜1日しっかり乾燥させる
貼った直後は触らず、粘着が安定するまで待ちましょう。使用頻度が少ない傘や、応急処置であればこの方法でも十分です。
縫って固定する方法
より長持ちさせたい場合は、テープで仮止めしたあとに縫い補強をします。
四隅を縫うだけでも強度は上がりますが、できれば周囲をぐるりと一周縫うと安心です。縫い目は小さく均等にすると、見た目も自然になります。
糸は傘の色に近いものを選び、結び目は裏側にくるようにすると仕上がりがきれいです。
両面+縫いの最強補強
テープで固定し、さらに縫うことで接着と物理固定の両方が働きます。通勤・通学で毎日使う傘や、強風の日に使用する傘には特におすすめです。
防水性を高める仕上げ
完全に乾燥させたあと、必要に応じて防水スプレーを軽くかけます。スプレーは少し離れた位置から薄く均一にかけ、再度しっかり乾燥させてください。
買い替えと修理どっちが得?コスパ比較

- 修理費用:110〜330円程度(面ファスナーや両面テープなど基本材料をそろえた場合の目安で、補強方法や使用する道具によって多少前後します)
- 新品傘:1,000円以上(コンビニや量販店で販売されている一般的なビニール傘の価格帯が目安で、デザイン傘やブランド品はさらに高額になります)
まだ使える傘であれば、数百円の補修で再び快適に使える可能性があります。ベルト部分だけのトラブルであれば、本体を丸ごと買い替えるよりも修理の方が経済的といえるでしょう。
長持ちさせるメンテナンスと交換の目安
交換の目安
- 粘着力が弱くなった(ベルトを閉じてもすぐに外れてしまう、軽く引くだけで剥がれる状態)
- 毛羽がつぶれている(面ファスナーのフックやループが摩耗し、噛み合いが弱くなっている)
- しっかり固定できない(閉じた状態を保てず、ベルトが浮いてしまう)
- 縫い目がほつれている、テープの端がめくれてきている
このような状態になったら交換を検討しましょう。特に「閉じてもすぐ開いてしまう」場合は、外出先で不便を感じやすいため、早めの補修がおすすめです。
劣化は少しずつ進むことが多いため、「まだ使えるかな?」と思ったタイミングが見直しの目安です。定期的にベルト部分をチェックする習慣をつけると安心です。
日常メンテナンス
- 使用後はしっかり乾かす(濡れたまま放置すると、粘着や繊維の劣化が早まります)
- ゴミやほこりを取り除く(面ファスナー部分にたまった糸くずやほこりは、ピンセットなどでやさしく除去)
- 強く引っ張らず、やさしく開閉する
これだけでも持ちが変わります。特に面ファスナー部分にゴミが詰まると、固定力が大きく落ちてしまいます。ときどき軽く掃除するだけでも、使用感はかなり改善します。
劣化を防ぐ保管方法
- 湿気の少ない場所に保管する(玄関先でも、風通しの良い場所がおすすめ)
- 強く締めすぎない(必要以上に引っ張ると、繊維が傷みやすくなります)
- 長期間使わない場合は、軽く閉じた状態で保管する
少しの意識で長持ちします。毎日の小さな心がけが、ベルト部分の寿命を延ばすポイントです。
まとめ:傘は買い替えなくても直せます
傘のマジックテープが取れても、慌てて買い替える必要はありません。ちょっとした不具合でも、本体がしっかりしていれば十分に修理する価値があります。
- 100均で材料は揃うため、思い立ったらすぐに対応できる
- 手順を守れば初心者でもきれいに直せる
- 両面テープ+縫い補強をすれば、想像以上に長持ちする
- 数百円の出費でお気に入りの傘を使い続けられる
「まだ使える傘」を、もう一度よみがえらせてみませんか?
ベルト部分を直すだけで、使い心地はぐっと改善します。
ちょっとした補修で、気持ちよく使い続けられますし、無駄な出費や廃棄も減らせます。
大切な傘を長く使うために、ぜひ試してみてください。
