キッチンで洗った食器を置くときに便利な「吸水マット」。
水切りかごより場所を取らず、使わないときは片付けられるため、愛用している方も多いのではないでしょうか。
一方で、
「吸水マットはどうやって洗えばいい?」
「洗濯機に入れても大丈夫?」
「カビや嫌な臭いが出ないようにするには?」
と気になることもありますよね。
吸水マットの洗い方は、マイクロファイバーなどの布製、シリコン製、珪藻土タイプなど、素材によって異なります。
間違った方法でお手入れすると、吸水力が落ちたり、傷みや変形につながったりすることもあるため、まずは商品の表示を確認することが大切です。
この記事では、吸水マットの素材別の洗い方や洗う頻度、カビや臭いが気になるときのお手入れ方法、交換時期についてわかりやすく解説します。
吸水マットはどう洗う?まず確認したい基本
吸水マットを洗う前に、まず確認しておきたいポイントがあります。
見た目が似ている商品でも素材はさまざまで、お手入れ方法も同じとは限りません。
吸水マットとは?水切りかごとの違い
吸水マットは、洗った食器やコップなどを置き、落ちた水分を吸収するためのマットです。
一般的な水切りかごと比べて、
- 必要なときだけ広げて使える
- 使わないときは小さく収納しやすい
- キッチンの作業スペースを確保しやすい
といった特徴があります。
一方で、水分を吸ったまま置いておくと乾きにくくなることがあります。
清潔な状態を保ちやすくするためには、洗うだけでなく、使用後にしっかり乾かすことも大切です。
洗う前に素材と洗濯表示を確認する
吸水マットを洗う前には、商品のタグやパッケージに書かれているお手入れ方法を確認しましょう。
特に確認したいのは、
- 洗濯機が使えるか
- 手洗いが必要か
- 漂白剤が使えるか
- 乾燥機が使えるか
といった点です。
同じ「吸水マット」という名前でも、使われている素材や加工によって適した方法は異なります。
商品の説明が残っている場合は、その内容を優先してください。
吸水マットは素材によって洗い方が違う
吸水マットには、布製・シリコン製・珪藻土タイプなどがあります。
それぞれ使い心地だけでなく、お手入れのしやすさにも違いがあります。
| タイプ | 洗いやすさ | 乾かしやすさ | お手入れのポイント | こんな人に向いている |
|---|---|---|---|---|
| 布製 | 比較的洗いやすい | 厚みによって差がある | 使用後は広げてしっかり乾かす | 折りたたんで収納したい人 |
| シリコン製 | 洗いやすい | 比較的乾かしやすい | 溝や裏側に残った水分も乾かす | サッと水洗いしたい人 |
| 珪藻土タイプ | 商品による | 自然乾燥が基本 | 商品に合った方法でお手入れする | 布製マットを洗う手間を減らしたい人 |
手軽に洗いたいなら布製やシリコン製、洗濯の回数を減らしたいなら珪藻土タイプなど、お手入れ方法から選ぶのも一つの方法です。
ただし、同じ素材でも商品の構造や加工によってお手入れ方法は異なります。実際に洗うときは、商品の洗濯表示や説明を確認しましょう。
吸水マットの素材別の洗い方
ここからは、吸水マットの代表的な素材ごとに基本的なお手入れ方法を見ていきます。
マイクロファイバーなど布製マットの洗い方
布製の吸水マットは、比較的洗いやすいのが特徴です。
洗濯機に対応している商品であれば、ほかの洗濯物と同じように洗えるものもあります。
汚れが気になる部分があるときは、あらかじめ軽く水洗いしてから洗うとよいでしょう。
ただし、生地を傷めたり吸水性に影響したりする可能性があるため、使用する洗剤や洗濯コースについては商品の表示を確認してください。
洗い終わったら、湿ったまま放置せず、できるだけ早く干しましょう。
シリコン製吸水マットの洗い方
シリコン製のマットは、水を吸い込む布製とは異なり、表面に付いた水分や汚れを落とすタイプが中心です。
食器用の中性洗剤とスポンジなどを使い、やさしく洗える商品が多くあります。
洗ったあとは洗剤が残らないよう十分にすすぎ、水分を切って乾かします。
表面の溝などに水が残りやすい場合は、立てかけるなどして風を通すと乾きやすくなります。
珪藻土タイプのお手入れ方法
珪藻土を使った吸水マットは、布製のように洗濯機で洗うものではない商品が一般的です。
表面の汚れを拭き取ったり、水で軽く洗ったりするタイプもあります。
ただし、商品によっては水洗いできないものもあるため注意が必要です。
また、吸水力が落ちたときに表面を紙やすりで削る方法が紹介されることもありますが、すべての商品に適した方法ではありません。
メーカーのお手入れ方法を確認してから行いましょう。
布製でも洗い方は商品によって異なる
布製の吸水マットでも、素材の組み合わせや厚み、加工方法などによって、お手入れの仕方は異なります。
洗濯機で洗えるものもあれば、手洗いが指定されているものもあります。
また、型崩れを防ぐために洗濯ネットの使用がすすめられている商品もあります。
「布製だから普通に洗濯できる」と判断せず、最初に洗濯表示や商品の説明を確認しておくと安心です。
吸水マットはどのくらいの頻度で洗う?
吸水マットを使っていると、「毎日洗ったほうがよいのかな?」と迷うことがあります。
洗う頻度は、使い方や素材、季節などによって変わります。
洗う頻度は使い方やマットの状態に合わせる
吸水マットを洗う頻度は、素材や使用状況、商品の案内によって異なります。
毎日たくさんの食器を置く場合と、少量の食器だけに使う場合では、マットが濡れる程度や汚れ方も変わります。
そのため、「何日に1回」と決めるだけではなく、汚れや臭い、湿り具合などを確認しながらお手入れするのがおすすめです。
また、使用後はできるだけ乾かし、汚れが気になったときは素材に合った方法で洗いましょう。
メーカーから洗濯頻度やお手入れ方法が指定されている場合は、その案内を参考にしてください。
濡れている時間が長いときはお手入れを見直す
毎日たくさんの食器を置いている場合は、マットが濡れている時間も長くなります。
反対に、一人暮らしなどで使用する食器が少なければ、それほど濡れないこともあるでしょう。
マットがいつも湿っているようなら、洗う頻度だけでなく乾かし方を見直すことも大切です。
臭いやベタつきが気になったら洗う
使用しているうちに、
- 嫌な臭いがする
- 表面がベタつく
- 食べ物の汚れが付いている
- 見た目の汚れが気になる
といった変化が見られたら、お手入れするタイミングです。
そのまま使い続けず、素材に合った方法で洗いましょう。
夏や梅雨の時期は乾燥状態にも注意する
気温や湿度によって、吸水マットの乾きやすさは変わります。
特に梅雨など湿度の高い時期は、普段より乾きにくくなることがあります。
「いつもと同じように干しているのに乾かない」と感じたら、風通しのよい場所へ移動したり、洗い替えを使ったりすると便利です。
吸水マットのトラブルの原因
吸水マットを使っていると、黒っぽい汚れや生乾きのような臭いが気になることがあります。
こうしたトラブルを防ぐためには、原因を知っておくことが大切です。
濡れたまま放置している
食器を片付けたあとも、吸水マットは水分を含んでいることがあります。
そのままキッチン台の上に置き続けると、裏側まで乾きにくくなります。
使用後は、できるだけ乾きやすい状態にしておきましょう。
十分に乾かないまま繰り返し使っている
前日に濡れたマットが十分に乾いていない状態で、翌日も使うことがあります。
これを繰り返すと、湿っている時間が長くなってしまいます。
マットを2枚用意して交互に使うと、一枚を乾かしている間にもう一枚を使えるので便利です。
食べ物の汚れや水分が残っている
洗った食器に食べ物の汚れが残っていると、吸水マットにも付着することがあります。
また、調理中の食品や調味料が飛んでしまうこともあるでしょう。
汚れに気づいたら早めに落とすことで、お手入れもしやすくなります。
通気性の悪い場所に置いている
マットをキッチン台に敷いたままにしていると、裏側に空気が通りにくくなります。
特に水分を多く含んだ日は、使用後に干したり立てかけたりして、風が通るようにするとよいでしょう。
吸水マットのお手入れと干し方
吸水マットを気持ちよく使い続けるために、日頃のお手入れも意識しておきましょう。
日頃のちょっとした使い方を意識するだけでも、お手入れしやすくなります。
使い終わったらできるだけ乾かす
食器を片付けたあと、そのままマットを敷きっぱなしにするのではなく、乾きやすい状態にしましょう。
布製であればハンガーや物干しなどに掛ける方法があります。
シリコン製などは立てかけておくと、表面の水分が乾きやすくなります。
風通しのよい場所で干す
吸水マットは、できるだけ風が通る場所で乾かします。
素材によっては直射日光や高温を避けたほうがよい場合もあるので、商品の表示を確認してください。
「早く乾かしたいから」と無理に乾燥機を使うのも避けたほうが安心です。
洗い替えを用意すると乾かしやすい
吸水マットを毎日使う家庭では、洗い替えを用意しておくと便利です。
一枚を使用している間にもう一枚をしっかり乾かせるので、湿ったマットを無理に使う必要がありません。
また、洗濯のタイミングを調整しやすくなるため、お手入れの負担を減らすことにもつながります。
漂白剤や乾燥機は使用できるか確認する
汚れや臭いが気になると、漂白剤を使いたくなることもあります。
しかし、素材によっては漂白剤で変色したり傷んだりする可能性があります。
乾燥機についても同じです。
使用する前に、洗濯表示やメーカーの商品説明を確認しましょう。
吸水マットの交換時期は?長く使うためのポイント
吸水マットには、すべての商品に共通する明確な交換時期があるわけではありません。
使用期間だけではなく、状態を見ながら判断するとよいでしょう。
吸水力が落ちてきたら状態を確認する
以前より水を吸わなくなったと感じたら、まず汚れがたまっていないか確認しましょう。
洗うことで状態が改善することもあります。
それでも吸水しにくい状態が続く場合は、素材が傷んでいる可能性もあるため、交換を検討してもよいでしょう。
洗っても臭いが残る場合は交換を検討する
きちんと洗って乾燥させても臭いが取れない場合は、無理に使い続ける必要はありません。
特に、汚れが奥まで入り込んで落としにくくなっている場合は、新しいものへ交換するのも一つの方法です。
破れや変形が目立つ場合も交換の目安
布が破れている、表面が大きく傷んでいる、シリコンが変形しているなど、使いにくさを感じる状態になったら交換を検討しましょう。
劣化したマットを使い続けるより、新しいものに交換したほうがお手入れしやすくなることもあります。
使わないときは乾燥した状態で保管する
吸水マットを長期間使わないときは、洗ったあとにしっかり乾燥させてから収納します。
湿った状態で折りたたんだり収納したりするのは避けましょう。
また、収納方法についても商品の説明に指定がある場合は、その方法に従ってください。
吸水マットの洗い方に関するよくある疑問
最後に、吸水マットのお手入れについて気になりやすい疑問をまとめます。
吸水マットは洗濯機で洗っても大丈夫?
洗濯機で洗えるかどうかは、商品によって異なります。
特に布製の吸水マットは洗濯機対応の商品もありますが、すべてではありません。
洗濯表示を確認し、「洗濯機可」となっている場合に使用しましょう。
柔軟剤は使ってもいい?
柔軟剤の使用についても、商品の表示を確認することが大切です。
素材や加工によっては、柔軟剤の使用が吸水性に影響する場合があります。
特に指定が分からない場合は、メーカーのお手入れ方法を確認してから使用すると安心です。
漂白剤は使える?
漂白剤を使えるかどうかは、素材によって異なります。
「酸素系なら大丈夫」「塩素系は必ず使えない」などと一律に判断せず、商品ごとの表示を確認しましょう。
漂白剤が使えない商品もあります。
吸水マットの代わりになるものはある?
吸水マットを使わない方法としては、
- 水切りかご
- 水切りトレー
- 清潔なふきんやキッチンタオル
- 吸水クロス
などがあります。
どの方法が使いやすいかは、洗う食器の量やキッチンの広さによって変わります。
「毎日たくさん食器を洗うなら水切りかご」「少量だけなら吸水マット」など、自分の生活に合わせて選ぶとよいでしょう。
まとめ|吸水マットは素材に合った洗い方と乾燥が大切
吸水マットは、キッチンのスペースを有効に使える便利なアイテムです。
ただし、できるだけ清潔な状態を保ちながら使うためには、素材に合ったお手入れを心がけることが大切です。
マイクロファイバーなどの布製、シリコン製、珪藻土タイプでは、それぞれ適した洗い方が異なります。
まずは商品の洗濯表示やメーカーの説明を確認しましょう。
また、洗うことだけではなく、使用後にしっかり乾かすことも大切です。
臭いやベタつきが気になったときは早めにお手入れし、洗っても臭いが残る、吸水力が戻らない、破れや変形が目立つといった場合は交換を検討しましょう。
吸水マットの状態をこまめに確認しながら、自分に負担の少ない方法で清潔に使っていきたいですね。
